まあ笑ってくれ。

お前の上司の頭髪を全てもやしに変えてやろう

「自己注射痛い!」と怯えている人を安心させてみる

大きな声じゃ言いにくいのですが、

不妊治療してました――――――!!!

 

いやぁ、いい時代になりましたね。昔はほんとにこういうこと、人様には言えなかったと思うんです。今でも容易に言うのははばかられますが、でも程度の差こそあれ6組に1組が不妊治療ですって?仲間がいっぱいいるじゃありませんか。

そんな中で思い切りマウンティングしたい。私の不妊治療はややすごめ!

もちろん、1,000万かけたとか、10年かけたとか、もっと上のつわものがたくさんいるんですけど、でもライトかヘビーかでいったらややヘビー気味な不妊治療。

そうは手術2回、採卵8回、腹水、自己注射

メジャーどころは全部網羅してるのでこのジャンルではマウンっていきたい。

そこで、女性サイトとかで「自己注射怖い、痛い」という記事を見かけたので、それ見てビビっている人に安心材料となる体験談をお届けしたいと思っております。

痛いことランキングではそこまで上位じゃない

これに尽きます。

おそらく、いきなり自己注射をすることになる人はほとんどいなく、自己注射の段階に入る前に、通水検査・卵管造影検査・子宮細胞診・内視鏡検査などを経ていると思います。

これらの検査、人によって痛いと感じる感じないはまちまちなようですが、これだけやりゃどれか痛いやつはあります。

そんで、自己注射の痛みって、これに比べれば、そこまででもないと思うんですよね~。

最初の一刺しは普通の注射らしく痛いですが、その後は力を抜いていればプリンのようにスーッと入っていきます。

 

私自身、何度もやって筋肉が固まってきたら「痛いな~」と感じることはありましたが、その頃には注射そのものにかなり慣れてましたし。

 

そこで、私なりに色々経験して、「もう2度と嫌」というものの程度をお伝えするために、金額に換算してみようと思ったんですけれど、

今お金もらってもどうせ子どもとローンに消えちゃうんで、かわりに旅行や物品に換算してみました。

どの程度の旅行をプレゼントされるのならもう一回その処置をやれるかの基準としてご覧ください。

 

自己注射10本:
自己注射はブランクが開いた後の最初の1本が一番嫌なので、10本も30本もあまり変わらない気がしますが、とりあえず10本で考えてみます。

京都の星のや2泊3日(ファミリー)なら喜んでやると思います。

子供を預けて都内5つ星ホテルで1泊(エステ・バイキング付き)でもやります。

帝国ホテルバイキングも1回ならやりませんが、これにウェスティンのバイキングとロブションのコースがセットならば、やると思います。

採卵:

麻酔ありの採卵はどうってことないですが、ナシの採卵、しかも担当医が乱暴な採卵はけっこうつらいです。

これはバリ島旅行くらいはほしいです。バリ島2泊3日、ファミリーで、プランすべてパックに。宿泊場所はスパリゾートで。

子宮内ゴリゴリ削る系:

自分的に一番苦手だったのがこれらで、これはもう、ハワイ10連泊させてもらえないとやりません。

最初の5日間は5つ星ホテル、後半半分はアウラニホテル指名です。もちろんファミリーでお願いします。

恐怖はこうやって緩和した

自己注射の何が嫌って、恐怖だと思うんですよね。
採卵もそうだと思うんですが、恐怖と痛みがミックスされすぎてどこまでが痛いでどこまでが怖いかわからなくなってしまう。

自己注射はやっぱり、針が予想以上に太いし、長いし、神経にあたっちゃったらどうしようという恐怖もあるし、とにかく怖いと思います。

私も最初の方、いくら押しても押しても針が最後の1センチ入らない、と言うことが何度かあって、

「絶対に骨にあたってるんだ。ここはもう無理だ」と何度も挿しなおししたんですが、

慣れていったら、針が入らないことが亡くなったんですよね…今思うと、恐怖で手が動かなかったんじゃないかと思うんです。(でもあれだけ深く差してなぜ骨に当たらないのかはまだ謎)

そんな時に、病院で1回練習した時に先生に言われた一言が結構助かってるんですが、

最初に感じる痛みは皮膚が引っ張られる痛み

私はこれが結構効きました。

痛い気がするけど、たかだか皮膚がひっぱられてるだけ。

そう思うと少し気が楽になりました。

やってよかった自己注射

ちなみに、自己注射はたいへんでしたが、1つやってよかったことがありまして。

同情してもらえる

ってことです。

ハッキリ言って、採卵とかでもっと同情してもらいたかったと思うのですが、自己注射はイメージがわきやすいらしくて、うんと同情してもらえます。

それまで採卵って、肛門から棒入れておたまさんに針挿して吸引することって言っても「それとこれとは違う」と言っていた男性も突然態度を変えてくれました。
不妊治療って言っても「お金がかかるわね」としか言わなかった人も「たいへんね」と言ってくれるようになりました。

本人の感覚としては山場を越えたところで一気に同情票が集まるので微妙ですが、どこかのタイミングで同情してもらえるとしてもらえないでは大違いです。

こんなこともあった自己注射

部分麻酔の採卵やそうは手術、その他の検査に比べて楽だったと考えている自己注射ですが、やっぱりまったく大変じゃないというわけではありません。

うつ時間が決まっているので、私の場合会社のトイレでうたないいけなくて。

これがまたこじゃれた薄暗いトイレなくせに冷房かかってなくて、手元が見えない中で汗ダラダラかきながらうってました。慣れないと時間かかるから仕事に多少支障出ますし。会議とかの時間と重なると慌てますね。

あと、注射すると気絶しちゃう体質の人とかは本当に困ると思います。これは気合ではどうにもならない問題で。私もつわりと注射の相性が悪いらしく(妊娠後も続けないといけないのです)、つわりが始まってからの自己注射では2回気絶しています。

気絶はすっと意識を手放せれば楽なのかもしれませんが、何分注射が刺さったまま意識が遠のくのを感じると必死に抵抗しますから、その抵抗している時間はほんと辛いです。

まあでも怖がらず

最後にちょっと嫌な話を書いちゃいましたが、不妊治療をやってる猛者はどんどん強くなっていくし、きっと自分を信じれば大丈夫的なことが本来言いたかったわけです。

わたしは痛みにどんどん強くなっていきました。出産時には助産師さんになんどかびっくりされたレベル。

人間強いです(でも誰にも強いことがバレる必要はないと思います)。

私は今でも注射が大の苦手で、採血の時とかは顔をそむけます(時々笑われますが、まさか私が毎日自分で3㎝の針入れてたとは思うまい)。でも自己注射は数えきれないくらいうってます。

とにかく力を抜いて、痛みと恐怖を上手に切り分けてやってみてください!

 

mibare.hatenadiary.jp