常に録画でしか番組が見られない我が家。
遅くなりましたが、過去史上ベストだとか言うM-1 2019見ました。
一時は毎年お笑いStand Liveに行き、中川家から10代までのM-1勝者をソラで言えたものです。
昔のM-1は、そりゃ興奮しましたさ。
万年準決勝の麒麟に南キャン笑い飯、アンタッチャブルの衝撃。完全にスポーツ番組として見てましたね。定番の猛者に唸り、ダークホースの出現に手を叩き、審査員同様評価なんかつぶやきながら見てました。
でも笑い飯が優勝した時点で、何かこう…一区切りついてしまった感じがあって。
私はそのあたりを区切りにレッドカーペットもその他のお笑い番組も見なくなっていました。
でも何か天の声がささやいたんでしょうか。
見ました。敗者復活から。
この時点で、「和牛」と「カマイタチ」だけはテレビで見たことがある。程度の知識になっていました。
ミルクボーイはやっぱりすごかったですね。
終わった時点の高評価を見て「あ、ほかの人もやっぱりこれ評価するんや」みたいな驚き?がありました。
展開を変えず同じやり方で4分間飽きさせないところにすごい力量を感じたというか。
決勝ではちょっと他のものが見たかったけれど。
和牛の漫才は昔ちょっと違う感じだった気が…しかし安定の出来で、敗者復活戦の時点から勝ち上がりそうだな。決勝行きそうだな。みたいな予感がありました。
なんというかこう…新しい漫才がたくさん出てきたなかで定番のやり方を貫いているあたりに光るものがあるというか。
そうそう。新しいやり方といえば…
ぺこぱのやさしい漫才
漫才といえば相手をバカにしたり叩いたり
「これはプロですよ、マネしないでね」の注釈が必要なものが多かったですが(おぎやはぎはいたけど)。
でもぺこぱのように、そうじゃない笑いが続々登場しましたね。
ぺこぱは・・・が今の感覚だとヘタレっぽいから笑えるのかもしれませんが、全部ポジティブ変換する感じはこれからの時代にみんなで共有したいもので…!SNSでも「ぺこぱ育児」とかシェアされてたけれど、「ぺこぱ満員電車」とかいろんなところでぺこぱを出したらいいと思いました。
すゑひろがりは視聴者に教養を求める漫才
堂々と視聴者に知識を求める欧米のドラマに対し、日本のテレビは視聴者を「バカ」という前提のもとに作られているとしばし批判が出ていると思います。実際アメリカドラマを見てると、ガンガン時事ネタや教養を求めるネタで笑わせに来ています。
爆笑問題は時事ネタで笑わせるけれど、ライトにニュースを見ている人向けに作られていて、教養はあまり求められないかな。
半沢直樹がヒットしたとき、視聴者ってテレビ業界が思ってたほど馬鹿でないということが判明したと思うのですが、まだやっぱり教養のない人を置いてけぼりにしないような配慮が強くでている気がします。
すえひろがりの漫才はなんの前置きもなしに視聴者に教養を求めて来ていたところが好きでした。視聴者に期待しているところが好感持てました。