以前、心の中に三銃士を飼ってる話をしたんですが…
諸事情あってね・・・。メンバー入れ替えしようと思うんですよ。
諸事情っていうのは。りゅうちぇるが。
「しかたなくなーい?」って言わなくなったんですよ・・・。
「いや…しかたないじゃすまないこともあるから…」って言うようになっちゃった。
「しかたないよねりゅうちぇる?」
「いや…仕方ないじゃすまないかも…」
えええ!?りゅうちぇる私はどっちに進めばいいの?
そうか・・・仕方ない。
新しく誰かを入れなくては。
そんな時に出会ったのが鴻上尚史さんです。
いつの頃からか…鴻上尚史さんが私の心の中に忍び込み住み着いていたのです。
私は鴻上尚史の人生相談を読むのが大好き。答えに癒されます。いつも読者に寄り添って、受け入れて包み込んでくれるような鴻上尚史さんの回答。
こんな感じで私は鴻上尚史さんに相談するわけですよ。
「うちの娘が私にウソをつきます。将来はドロボウになるのではないかと心配です。」
すると、心の中の鴻上尚史はこう答えてくれます。
「お母さん、心配なのですね。娘さんがウソをつく。これは親として心配なことだと思います。
ですがお母さん、ドロボウにもいろいろいます。ルパンのようなドロボウもいれば、キャッツアイのようにレオタードで体操するドロボウもいるのです。」
いいじゃないですか。三銃士の1人として鴻上尚史を採用しましょう。
ところで、既存三銃士の中で、もう1人入れ替えようと思う人がいます。
恭子様です。
「恭子様、学校のイベントで親が制作しないといけない制作物が難しくてセンスも求められるんです。どうしたらいいですか?」
「美香さんにやっていただきなさい」
言うと思った。
だいたい全部美香さんに丸投げするの。恭子様は。
戦力にならないのでクビにします。
問題は代わりに誰を入れるかですが・・・・
現状心の中にはぺこぱと鴻上尚史がいるわけですよ。
例えば、「風呂掃除が面倒くさくてやらなくていいですか?」って聞くと、
ぺこぱ 「がんばらない日があったっていいふぅ~」
鴻上尚史「お母さん、いつも面倒でもがんばってきたんですね。きっと家族のためを思ってがんばってきたんでしょう。ですがお母さん、あなたを労わってくれるのはあなたしかいません。今日くらい休んでも、カビが生えても、明日カビキラーすればいいじゃないですか」
って返ってくるわけですよ。
何が問題かって。現在のフォーメーションでは、私を許してくれる人が多すぎるんです。
そこで、1人くらいは厳しめの人を入れようと思うわけです。
例えばスポーツ選手はどうでしょう。北京の銀メダリスト、フィギュアの宇野昌磨くんとか。競争の激しいスポーツでストイックに勝ち上がった彼ならきっと私に厳しい鞭をくれてくれるんじゃないでしょうか。
「皿洗いも面倒です。やらなくていいですか」
ぺこぱ「やらなくていいふぅ~」
鴻上尚史「いいですよ」
宇野昌磨「肉が食べたいです」
「洗濯も面倒です。」
ぺこぱ「いいよふぅ~」
鴻上尚史「いいですよ」
宇野昌磨「肉ですね」
「家出したい」
ぺこぱ「そんな日もある」
鴻上尚史「これまでがんばってきたんですね」
宇野昌磨「・・・・・・・」
ねるな、ショーマねるなぁあああ!!!
私の中の宇野昌磨が寝た。
どうしよう。心の中を見回した私はふと埃のたまった扉を目にする。ゴージャスな緋色の皮づくりで、両側には肩章が飾られている。
光一王子がおわす部屋だ。
私はこわごわ扉をあける。
「久しぶり、光一・・・20年ぶりくらいだね」
光一「誰だおばさん」
私の心の中にいるくせに、私のこと知らないとか、そんなことある!?
「すみません光一、風呂掃除がしたくないんです。」
光一「お前の顔くらい汚ねえな!」
これだよ、これ!
「光一、家出したいです。」
光一「頼むから早く出て行ってくれよー---!」
よし、光一、キミにきめた!
そういうわけで、2022年度版(※残り2ヶ月)心の三銃士が固まりました。
あ!登場する人物はすべて私の心の中にいる、実在する人物と同姓同名なだけで一切関係ない人なので悪しからず。