まあ笑ってくれ。

お前の上司の頭髪を全てもやしに変えてやろう

少年向けに男子フィギュアスケートの魅力を紹介したい

私はちょと、いや割と、いやもしかしたらけっこうフィギュアスケートが好きです。
多分100人くらい人が集まったら1番詳しいかもしれない程度に好きです。それでも、広いフィギュアスケートオタクの世界の中では下っ端の下っ端の、働きアリのお尻の先レベルの末端のファンで、上には上がありエベレストのようなピラミッドがそびえたつ中での末端のファンといった感じです。

そんなわけで春に入ると繁忙期も終わりこうやってブログなどしたためる時間ができるというわけですが、3月の世界選手権もまあ、興奮して見ていたわけです。

 

そんな時に、毎度のことなんですが、一緒に見ようと誰かを誘うと、

「女子は見るけど男子は興味ない」

と言われるのです。

 

とくに、男性からは

「女子はきれいな服着ててきれいだし見てて楽しいけれど、
男子は羽生君と宇野昌磨がかっこいいだけでしょ?興味ないな」

的なことを言われがちです。

 

間違ってない

 

いやでもね、男子フィギュア、おもしろいんですよ。男性にとっても、知れば知るほど面白いと思う要素がいっぱいだと思うのです。

 

そこでですね、男子フィギュアのミドコロを、ジャンプを中心に解説したいと思います。

もちろん、フィギュアはジャンプだけが見どころではないのですが、最初から複雑な話をするととっつき難いし、何より私が深いところまで解説するほどの知識がないので、ジャンプに絞って、少年向けに超わかりやすく語ります。

あ、ちなみに、ここでの少年は、性別にかかわらず心の中に少年ジャンプを住まわせているすべての人をさします。

 

 

東北に、1人の少年がいた。

 

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ご存知、我が国が誇る麗しい和風美男子羽生結弦君です。幼い頃はずんだ餅の妖精のような感じでした。

 

少年は成長し、カウンター3Aスーパーアクセルという必殺技を携え、世界最強の男に挑んだ。

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オリンピックにて当時最強だったカナダのパトリック・チャンを制して金メダルを獲得しました。カナダの民たちがメープルシロップの涙を流して悲しむ姿が今でも目に焼き付いています。

少年は勝利した。そして・・・

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 某少年はもちろんすべての要素が素晴らしいのですが、なかでもすごいのが、トリプルアクセルの、いうなれば変則技みたいな、公式戦では彼しか繰り出したことのない必殺技を持っているところです。

そこで、彼に勝つには、もっとすごい必殺技を繰り出す必要があります。その一つが4Lzゴッドルッツです。

 

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ジャンプ(必殺技)には様々な種類があります。そしてそれぞれ基礎点(威力)が異なります。そしてどの必殺技も、パワーアップが可能なのです。

例えば、

3Fスーパーサルコウの威力はは3.23k(昆布)といったところですが、4Fゴッドサルコウにパワーアップさせることによってその威力は9.70kにまで上がります。中には誰も成功させたことのない幻の必殺技もありますが、大体の威力はわかっています。

 

さらに出来栄え(愛する友のまなざし)などが加わると、さらに威力は増します。

 

トップの選手は必殺技のみならず、スピードやパワーなどすべてかなりハイレベルな中競っていますが、やはりそれぞれが持ち寄る必殺技には注目が集まります。

 

そして、4Lzゴッドルッツは、11.5kとかなり強い技の1つなのです。

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そして現れし、4Lzゴッドルッツの使い手たち・・・

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 なかでも王の前に立ちはだかった若き全身タイツの男ネイサン・チェンは、頭脳明晰女の子大好き、音楽の才能がもあるうえ女の子大好きで、4Lzゴッドルッツのみならず、数々の必殺技を持っていたし女の子が好きでした。

 

 

そしてなんと、先の世界選手権で激しい戦いの末、王は敗れてしまったのだ。

しかし!

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ゴッドアクセルと言えば、ゴッドクラスの技の中でももっとも昆布が出る、ものすごいワザです。なんと前王はさらに強力なワザの開発に挑んでいるというのです。
しかしワザの開発は諸刃の剣。失敗すれば点数が入らないし、怪我のリスクも増えます。それでもやると言うのです。アツい。

そんなわけで、強者が次々とこれまでに見られたことのないことに挑戦し続けてなんかすごいことになっているのが近年の男子フィギュアスケートなのです。

 

フィギュアスケートのルールは、飛べるジャンプの種類と回数に制限があって、その中で構成を決めないといけなかったり、またジャンプにジャンプをつなげることによって昇竜拳を竜巻昇竜拳的なものにアップグレードして、でも敵は竜巻旋風脚で対抗してきたりして、とか

複雑で奥が深いです。

これがおもしろさでもあるのですが、とっつき難さでもあると思います。

 

ただ、最初は↑みたいなことが理解できるだけでもだいぶ面白くなると思うんです。
もちろん「きれいだな」だけで見てもいいと思います。そういう私は「きれいだな」と上記の理解のハザマ当たりのところで楽しんでいる一人です。