娘がピアノを習いたいと言い出しました。
近所にピアノ教室もあるし通わせてやりゃいいんですけれど。
我が家には1つ超えるべき壁が。
夫がピアノの先生の息子なんですよね。
そしてピアノが嫌い。猛烈に嫌い。
正直私も嫌いだが私の倍くらい嫌い。
モーツァルトが弾けるピアノが嫌いな男。
夫のピアノ嫌いっぷりは徹底していて、
私が「指先を動かすと頭良くなるらしい」と説得しようとしてもですね。
ピアノで頭がよくなるわけないだろう?
ピアノ弾いてるとは
俺みたいになるんだぞ
いいのか!?
って言い返されたんですよ。
そりゃよくないね!
それでも私、「ピアノは習わせるもの」というなんとなく昭和な価値観に流されて、娘をピアノの体験レッスンに連れて行ったんですよ。
そしたらびっくり、ピアノの先生が優しいんです!!
「はい、ワンツー、ドードードー」みたいに優し気な声で言っちゃってね。え、娘押してるの「レ」だけど、まだ甲高い声で叫び出さないの???
すっかりピアノの先生恐怖症を克服した私。夫に「体験に行ったらピアノの先生が優しかったよ」と報告しました。
すると夫は
「本性を隠している!!!!!」
ピアノの先生殺し屋かよ。
そんなわけでうちの子たちがピアノを習う日は永遠に来ないようです。