前回に引き続きアメリカ英語の歴史について読んだ内容です(ちょっと自分で調べて細くしたところもあります)。
最近はコロンブスがアメリカに到達する以前から、ヨーロッパやおそらく中国からちょくちょくアメリカを訪れていた人がいたのは有名な話で、
コロンブス下げが止まらない感じすらありますが、
西暦600年ころにアイルランドの人々が「海の向こうの土地」に行ったという記述なども残っています。
西暦1,000年ころにはバイキングが時々アメリカを訪れていたようですが、その際「白い服を着た白人」に襲われたという口伝が残っているそうです。先に到着したアイルランド出身の人たちだったかもしれません。
グリーンランドに植民した赤毛のエイリークの息子レイフは、ある土地を発見し、そこをヴィンランド(ワインの土地)と名付けました。木のない島を「グリーンランド」と名付けた父の子ですから、みんなが入植したくなる名をつけたのでしょう。
1960年、カナダのランス・オ・メドーでバイキングによる紀元1,000年前後の入植の痕跡が発見され、レイフが探検したのはこのあたりであることがわかりました。
14世紀ころのヨーロッパにはヴィンランドの地図が出回っており、コロンブスはこの地図を頼りに航海したと思われます。
実際、バイキングが早いうちからアメリカにいたと思われる痕跡はところどころにあるそうです。アメリカインディアンのゲームだったラクロスは、バイキングが楽しんだゲームにそっくり。ビクトリア島のイヌイットはヨーロッパ系の遺伝子を持つそうです。
実は、アメリカとヨーロッパの間の北方の海にはたくさんの島があります。スカンジナビア半島からカナダまで、400キロを隔てず島があります。これらの島をたどっていけば、古代の航行技術でもアメリカにいけたはずなのです。
だから、アメリカに行っていたのはコロンブスなどの有名人だけではありません。コロンブスのアメリカ到達前後にはヨーロッパの漁師たちがアメリカに到達していました。
実際、初期の入植者たちの中には、英語を話す原住民に助けられた人がいるそうです。
コロンブスがアメリカに行った後のヨーロッパの人たちの気持ちはどんな感じだったんでしょうね。
「あるあるとは聞いてたけれど本当にあった!!」って感じでしょうか。都市伝説がリアルになったみたいな。
それとも「いや、あるって知ってたけれどなかなかいけなかったのによくやったわ」くらいのテンションだったんでしょうか。