まあ笑ってくれ。

お前の上司の頭髪を全てもやしに変えてやろう

「お前にもわかる科学の本」を読んだら不安で眠れなくなったからお前たちも道連れにしたい。

 先日、たまたま手に取っておもしろかった、アメリカ語ものがたり言語学者が書いた本かと思いきや、特定のジャンルをリサーチして分かりやすく執筆する、リサーチライターによるものでした。

なぜイギリス英語から発展したアメリカ英語が、あんなふにゃふにゃしたRの発音を多用するようになったのか。なんでイギリス英語と違うのか。またスラングがいつどのように出来上がってどうやって変化していったかがわかる本だったこの『アメリカ語ものがたり』。これはこれで後で紹介するとして。

 

この本を読了して次に手を伸ばしたこの本

人類が知っていることすべての短い歴史

この本を読んでから私は使命感に燃えているので、先にこちらを紹介したいと思います。

この本を読んで私は強く心を揺さぶられたのです。

誰かが何かしなければ。
誰かが変えなければ。

  

ブルース・ウィリスを育てるために

 

人類が知ってることすべての短い歴史とは

宇宙の年齢や地球の構造などを人類がどのように発見してきたのかが紹介されている、とてもわかりやすい本です。「お前だってこれくらいわかりやすかったらちょっと科学に興味持つだろ?」的なレベルで書かれたノンフィクションです。

私たちの世界がどうなっているかを解き明かした偉大なる科学者の、主にクレイジーな面が紹介されています。この本を読むと、これまで遠い存在だった科学界の偉人たちがますますわけのわからない遠い存在に思えてきます。

この本を読んだ結果、宇宙や重力の秘密を解き明かした経緯がやっぱりまったくもってわからず、結局天才は宇宙から来たので人間じゃないのだな、ということだけが理解できました。

人類が直面している危機

それでまあ、この本を読んで学んだことなんですが、地球は案外いろんな脅威にさらされていて、人類の存続が安泰とはいえないということ。私がもっとも震え上がったのが小惑星問題。

小惑星木星らへんに大量にあって、あまりに多いし地味なので研究している人が少ない。でも文字通り小さな惑星サイズの巨大浮遊物体で、それが度々地球めがけて吹っ飛んでくるんだそう。まさしく恐竜の絶滅を引き起こしたそれです。

まあでも、そんなことが起こったらブルース・ウィリスが核弾頭もって突っ込んでくれるんでしょう?

って思ってない?

ブルース・ウィリスなんか存在しないんだよ!!

 

あれはただの3人の娘を持った毛の薄い親父が演じているマッチョ。世界の危機が訪れてもなーんにもしてくれません。

そうは言ってもウィル・スミスがいるから大丈夫だと思ったでしょう?

ウィル・スミスも実在しないんだよ!!

ただのお金持ちのスミスさんだよ!本物の爆弾触ったこともないしジェット機の操縦もできないね!
 

なんと人類はブルース・ウィリスとウィル・スミスを開発していないだけだなく、
・今の技術では小惑星の衝突をまったくといていいほど予知できない
・予知できたとしても今の人類はそれに対処する方法がない
という体たらくなんだとこの本には書いてあるんですよ!

核弾頭打ち込めば?って思うかもしれないけれど、小惑星に核弾頭打ち込んだら、放射能帯びた爆弾が降ってくるだけなんですって!

要するに、科学技術の大躍進がなんければ、明日か明後日か、5年後か100年後か1万年後か、いつかは人類が滅亡するということなんです!

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私ほどのビビりともなるとこういう写真見るだけでちょっと鳥肌たっちゃうね

そして不眠

そんなことを考えていたら怖くて不眠になりました。どうですか?これを読んでいる方の1人でも多くが道連れで不眠になってくれれば幸いです。

ただ、恐々最新の研究をインターネッツで検索したら、Forbesの記事に、当面人類絶滅規模の衝突は心配ないということが書いてあって、私は眠るようになりました。もう怖いのでこれ以上は調べません。

 

せっかくだから 、これを読んでいる人にはもう少し不安になってもらえるよう努力したいと思います。

Forbesの言うことを丸呑みすることはできない

昔、人類は不可解な自然現象は神や妖怪の成すことだと信じていました。

雷は神の怒りでした。ソースは聖書や教会の教えでした。疑うこともしませんでした。

バカですねえ、古代の人間バカですねえ。

 

今人類は重力が存在することも、夜空の光が大きな丸い塊だということも知っています。

お月様は異次元ワープホールではありません。ソースは教科書とNASAです。疑う余地はありません。

ほんとかな!?ほんとかな!?

もしNASAとか政府とかいろんな人が嘘ついてたらどうしよう?もしかしたら地球は丸くなくて私たちは試験管の底で生きてたらどうしよう!?もしかして月だと思ってたあれは・・・私を監視するための・・・?というかお前はロボットなのか?私ももしかしたらアンドロイドなのか?・・・あそこに立っているのは誰?今鏡に映った私はこの次元の私なのか今の私なのお前は誰

 

っていうか科学者たちはまだこの世界のことよく理解してなかった

現代に生きている私はいつも安心しています。
宇宙線に紫外線、放射能ブラックホール、真空・・・宇宙もの映画が大好物な様々な脅威に溢れる世界を漂う1隻の船に乗りながらも、どこかに天才がたくさんいて、この船をちゃんと経営して安全に保ってくれてるに違いないって。

何しろ、世界の謎はほとんど解けてきているわけですから。私たちは見たこともない宇宙の広さやブラックホールの原理を知っているわけですよね?よね?

そこに来て量子力学ですよ。

まだ既存の物理法則が当てはまらないと科学者たちを悩ませている、小さすぎて見えない量子の世界。私はてっきり、まだ研究が進んでないだけかと思っていたのですが、そうじゃなくて、研究すれば研究するほどやっぱり今知られている物理法則が当てはまらないことが分かっていているんだそうです。

何しろ、アインシュタインが半生をかけて、彼の提唱した物理法則を量子に当てはめようとして失敗したんだそうですから。

量子の世界ではワープと光より早い移動が存在するかもしれない。そして愚かな人間どもはそこを解き明かそうとしている。そんな恐ろしい箱開けて大丈夫なの?

今科学者同士でも、量子の世界に関する研究発表については、「ちゃんとした研究」と「なんかアレな人がイマジネーション爆発させたもの」を判別するのが困難なんだそうです。

今回もまとめられない

いかがでしたでしょうか。多少平和ボケが過ぎる日本人、なんか世界って怖い場所だよね・・・という感覚を取り戻せたでしょうか(もっともらしいことを言って取り繕おうとしている)。

色々書きましたが、結局分厚い本1冊読んで得たのが「なんか惑星衝突怖い」という感覚だけだったという自分のスペックに愕然としつつも、今度はもう1冊の本の内容についてもご紹介したいと思います。それでは。