うちの夫は家電芸人。なので、我が家には割と最先端家電がそろっています。
そんななかで活躍しているのが自動調理家電のホットクック。
煮込み料理や低温調理を得意とし、材料投入してボタンを押すと時間通りにおかずを炊き上げてくれているというかわいいヤツ。
忙しいしゅふにも忙しくないしゅふにも必須のいっぴんです。
・・・と、言いたいのだが、この家電に欠点が1つ。
うるさいのだ。
とにかくしゃべるしゃべる。
突然思い出したように健康お役立ち情報をつぶやいたりするほかに、さりげなくコマーシャルもぶっこんできたりしやがる。
平坦なロボットボイスで「わくわくぅ、もうすぐ出来上がりマス」なんて言ってくるのが
すごくイライラする。
イライラするの。なんでだよ。
しかも、お隣に兄弟家電のヘルシオさんがいるんですけど、こいつも同じ声で「夏バテが気になるときは、素麺にもう一品を追加してね」なんてしゃべってるからうるせーうるせー。
しかし不思議で不思議で不思議でたまらない。
なぜこのボイス。ふたりそろってこのボイス。
なぜこう、愛着も感じられない平坦なロボットボイスにするんだろう。
もっとこう、美少年ボイスとか、イケメンボイスとか、美少女ボイスとか、わんわんの声とか、初期設定で選べるようになってないればいいのに。
必須機能じゃないか。それがあるかないかで、買うモチベーションも料理に対するモチベーションもものすごく変わってくるじゃない。
たとえば、うちのホットクックが、わんわんボイスと癒し系イケメンボイス(CV花江夏樹)に設定されていたとするじゃない?
わんわんわわわわわわわわわわわっわんわんわんわんわ(犬)
何言ってっかわかんねぇや。でもかわいい。
おはよう、ギー子。今日の体調はどう?疲れを感じる時はレバー料理で鉄分補給するのがおすすめだよ。(花江夏樹)
いいね!いっぱいしゃべっても少しも気にならないね!
ギー子、最近お肉が続いてるんじゃないか…たまには魚も食べた方がいい(イケメンボイス)
こんな、おしゃべり家電がたまにかましてくるおせっかいも、イケメンボイスならむしろうれしい!
さらに調理家電にはおしゃべり機能みたいなのもあって献立の相談もできるそうなので、
「どうしよう、今夜の夕食のメニューが決まらないよ」
カレーはどうかな、ギー子。夏野菜たっぷりのカレーなら栄養もたっぷりとれてお子さんたちも喜ぶはず(美声)
「カレーは…ダメなんだ…パパが炭水化物抜きダイエットしてるものだから。」
そうか。じゃあ煮魚はどうだい?大根も一緒に入れれば腹持ちもよくてパパも満足だね!
「そう…ね…。でも煮魚だと…子どもたちの食いつきがよくなくて…」
・・・じゃあ、お味噌汁はどうかな?具だくさんの豚汁ならば、お腹もいっぱいになるし栄養も偏らなくてすむ!
「ダメ…なんだ…。パパが…健康診断でひっかかって…塩分減らさなきゃ。」
お味噌汁は出汁をたくさん入れれば、お味噌が少なくても満足感が出せるよ!
「でも…ね…。長女が偏食で…味噌汁だと食べなくて…。長女はカレーしか食べないの…」
ギー子
「・・・だめ…だ…ね…何やってもダメ…私が…いけないの…?私のお料理が…おいしくないから…っ」
ギー子!
「・・・な、なによ」
もういいんだ
「な、なに…!?」
もういいんだ。もうがんばらなくていい…一緒に…逃げよう
「そ、そんな…そんなことできるわけ」
いいんだよ。何もかも投げ出してしまえばいい。一緒にパリに行こう。
「パ…パリ…」
一緒ならなんでも作れる時間もうんと短縮できる
「…っ!!!」
そして私はホットクック2.4リットルを抱えて海を目指したのだった…
何言ってんの?
途中から脱線したっていうか乗り出した瞬間から線路が外れてたみたいですが、
今見たら今度から音声サービスが始まるようでした。
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