わたしは主にツイッタランドに生息しているので、日々「日本是男尊女卑国家絶許」派と「日本実態女尊男卑怒」派のあつきバトルを眺めているわけです。
そんな風に眺めていたら、つい私も一言二言口出ししたくなってしまいます。そこで僭越ながら私の意見を再度まとめて書いてみようかと。
女尊男卑に見える理由
商業界が女性の消費力にフォーカスしすぎ問題
「日本実態女尊男卑怒」派の人たちが、女尊男卑の証拠としてよく上げるのが、レディースランチとか、女性限定スイーツとかなんですけれど、どうしてレストランとかデパートでこんなに女性が優遇されているのかって、考えると、
日本の商業界が、女性の消費力にかなりフォーカスしてるからだと思うんですよね。
買うのは女っていうのと、男に買わせるのも女っていう思考のもといろんな商品や宣伝が作られてる。
バブル思考の名残
あと、男性が女性に奢ったり、送り迎えしたり、小さくてもバッグを持ったりすべきだという考えが一部で残ってますよね。これやらない男はダメみたいに考えてる女性もいる。こういう女性と会うと、男性は下に見られているような印象を受けちゃいますよね。
私氷河期ですけど、バブル時代の男性と歩いてたら、財布しか入らないような小さなバッグ持ってくれたから、ひったくられるのかと思ったわ。
そして男社会が作る男の生きづらさ
でもさ、こんなスイーツがランチにつくかどうかなんて本当は些末な問題なんでしょ?例として適切なものがないだけで。
こんなにたくさんの男性が悲鳴を上げて虐げられていると叫んでいるのは、やっぱり、いろんなところで生きづらさがあるからだと思うんだけど、
それらの生きづらさって、結局男性社会が作ってる気がするんだよね。
男にマッチョを男らしさを押しつけ求めているのが男性社会そのものってこと。
男は休まず働け。育休なんて女がとるものだから男が働け。男ならできるはず。
女性はどう虐げられているか
女性がどう虐げられてるかなんか、数字で出てるし、もう語るに及ばない気はします。
選択の自由やお金を稼ぐチャンス、要するに権利そのものに深く関わる部分で女性の方が不利な状況に置かれている。これはスイーツがもらえないどころの騒ぎじゃない。
男尊女卑も女尊男卑もあるか全部クソじゃ
結論からいうとですね、男尊女卑も女尊男卑も何も、どっちにとってもクソな社会だってことだと思うんです。
男尊女卑を主張する側も女尊男卑を主張する側も、壁の向こう側にいる、その性に押しつけられた役割がたまたま合う人たちを眺めてるだけで、
壁があつくて行き来できないのはどっちの性も同じじゃん。
この、もはや性が2つじゃないってハッキリしてる世の中でさ。なんなら3つ、4つですらないわけで。
もおね、女性専用車両に「差別だー!」って凸ってる人たちなんて、虐げられ度が限度突破してどこに攻撃しかけていいかわからなくなってるんだと思うわ。もうかわいそうレベルよ。
「俺たちなんでこんなに苦しいんだ?」「しらね。とりあえず王妃の首切っとくか」っていうフランス革命前夜市民レベルよ。
どげんかしたらいいのかはわからないけど、とにかく男側も女側も相手を敵視してないで手を取り合ってどげんかしないとヤバいんじゃないのかしら。
ちなみに、この辺の話に関連して、専業主夫をやっているこちらの方のブログがかなりオススメ!
壁を乗り越えようとした人が見たものが見えてきてとても興味深い。
これを読むと、女性の生きづらさも、一部の女性が作っているんだな~と思えてくる。
結局、社会全体で、お互いの自由を制限する生きづらさを取っ払っていこーよ!と思う次第なのであります。