まあ笑ってくれ。

お前の上司の頭髪を全てもやしに変えてやろう

『習慣の力』のチャールズ・デュヒッグがまとめた「成功者の法則」を読んだので内容の一部を紹介します

『習慣の力』の著者チャールズ・デュヒッグの『Smarter Faster Better:The Secrets of Being Productive in Life and Business』を読みました。

実はこれもやっぱり読んだことを忘れてましたがメモが出てきたので、もしかしてすでにこのブログで紹介してるんじゃないかとハラハラしつつも、感想や役に立った内容をご紹介します。

 いろんな成功者の「モチベーションをあげる方法」「ミスを予防する方法」「ゴール設定の仕方」などの項目において、共通することをまとめた超良書でした。

モチベーションをあげるには「自分の人生をコントロールしている」という感覚が大事

モチベーションをあげる方法

なかなかモチベーションが上がらない時。

ちょっとだけでもよいので、自分でコントロールできることがあるとモチベーションが上がりやすいのだそうです。仕事も、決められたことだけをするより、ある程度裁量があった方がやる気が起きるのだそうです。

 

掃除を始める前に「今日は赤の手袋つけようか、青の手袋つけようか」と 自分で選ぶだけでも、モチベーションをあげられるんだそうです。

 

原因を自分にみいだすことが自分の人生を自分でコントロールするということ

自分の人生を自分でコントロールしているという感覚がモチベーションにつながるそうです。

 

「成績が良かったのは私が頭がいいから」と考える人よりも、「成績が良かったのは私がよく勉強したから」そう考える人の方が、ストレスが少なく、長生きするのだそうです。 要するに、自分で自分の人生をコントロールできているという思考がストレスを減らすのだとか。

思えば、日本の主婦のイライラの背景にも「自分で自分の人生がコントロールできない」ことがあるかもしれませんね。

 

原因を常に自分に求められる人間を育てるには、子どものうちから叱るときも褒めるときも「自分でするかしないか決められること」に焦点を当てるべきなのだそうです。

だから子どもが自分でやりたがることやマニュアルを無視して何かを成功させることはむしろ褒めるべきことなのだとか。これは自分的にメモメモですね。

 

それでもやりたくない時

どうしてもやりたくないことは、「なぜやるのか」と問うことでモチベーションをあげられます。嫌で本当に自分にとって必要ないモノなら投げ出せばよいのですから。やるのは、「人間関係を円滑にするため」なり「給料を上げるため」なり何かしら理由がある。その理由を再確認することでモチベーションをあげることができます。

 

一見当たり前のことなのですが、これも「コントロール」が背景にあるそうで。

意味を見出す⇒「自分が望んでやっている」という感覚になる⇒「自分で自分の人生がコントロールできている」という感覚になる

ということなのだそうです。

 

精神的な安全環境を作ってチームを育てる(家族も)

優秀なチームのリサーチをしたところ、それぞれのメンバーの話す時間が均等であるほどチームとしての成績がよいということがわかったそうです。

 

発言しても批判されないという安心感があると個々のパフォーマンスが上がるそうです。

 

Googleのリーダーが会議で守るべきチェックリストが参考になります。

・誰かが話しているときにさえぎらない
・誰かが話した後、話の内容を簡単にまとめる
・知らないことは正直に認める

・すべてのメンバーが1度は発言したことを確認するまでミーティングを終えない

・不満を持っている人は気持ちを表すよう促す。他のチームメンバーにはその感情を批評しないようにさせる

・対立はオープンな場で話し合う

 

これは家庭でも応用できますね。話をさえぎらないように気を付けないと。

 

ミスはイメージトレーニングで予防

とっても賢い人でも重大なミスを犯してしまうのはなぜなのか。

 

その原因の1つとして、脳が省エネ対策として時々自動運転モードになるということがあります。これは脳の正常な機能で必要なものですが、自動運転になっているときに突然判断を求められると、脳は取り急ぎ目の前のものに集中してしまうとい特性があるのだそうです。

 

だから、ぼんやりスマホを眺めているときに子どもがけがをして大泣きすると、思わず目に飛び込んできた芸能人の離婚ニュースにくぎ付けになって何もしなかった…といった事態も起こりうるそうです。

 

これを予防するには、常日頃からのイメージトレーニングが重要。

イメージトレーニングって、どの啓発本にも出てくるなぁ・・・。

イメージトレーニングによってあらゆるものの「あるべき姿」をしっかりイメージできていると、自動運転スイッチが急にオフになったときに、脳がすぐに「あるべき姿と違う」部分を見つけてフォーカスできるのだそうです。

 

成果を最大化するゴール設定

SMARTゴールと言うものがあります。

Specific 具体的で

Measurable 成果が測定可能で

Achievable 達成可能で

Related 経営目標に関連していて

Time-Bound 時間制約がある

ゴールだそうです。

でもこのゴール設定だけでは不十分で、もう1つ、理想のゴールを掲げる必要があるそうです。そして、理想のゴールに向かうためのステップをプロジェクト化して、それぞれのSMARTゴールを設定しながら進めることによって、もっとも理想へと着実に進めるそうです。

 

一番成果が出る勉強方法(データを吸収する方法)

情報を吸収するには、その情報を使って「何かをする」ことが一番。

例えば、痩せたいなら体重を測るだけではなく、自分でグラフを作るなど。

  

まとめ

まあ、こんな感じで、成果を最大化させるために、成果を出している人たちがどんなことをやっているかが紹介されていて、心からサルにも役立つ本でした。

これを読んで自分で実践しようと思ったことは

・子どもの自分流をもっと認めよう

・家族の話をもっと聞こう

・もっとイメージトレーニングしよう

・もっと疑問をもって原因を推理してみよう

といったところでした。

 

何度も読み返すべき本です。