まあ笑ってくれ。

お前の上司の頭髪を全てもやしに変えてやろう

新しい地図嬉しかったよでも次は下ネタしないでね

SMAPが自分の中で特別な存在になっていった過程には2段階ある。

 

最初は東日本大震災の時。

テレビがAC広告だらけになって、みんな気づくと何げなくポポポポーンと口ずさんでいた頃。店には商品がなく、会社は真っ暗で、コート着込んでかじかむ手でキーボード打って、余震が毎日のように続いてた。

東京の影響なんて、僅かなものだったけど、でももう元の世界が戻ってこないんじゃないかと心配になる程度には精神を揺さぶられる危機感があった。

そんな時、SMAPがテレビに現れた安心感ときたら。毎日飽きるほど見ていた、どのチャンネルにも必ず1人はいた、SMAPがまたテレビに映ってる。日常が戻ってくるんだ。もとの生活が返ってくるんだ。って。

それ以降、SMAPは私の日常の象徴になった。テレビをつけたときにSMAPがいれば世界は安泰で日常は続いていく、みたいな。

 

そしてその後の解散劇。自分にとって日常の象徴となっていたものが激しいドラマとともに崩壊。SMAPは永遠に続いて、自分と子供たちの数少ない共通コンテンツになると思っていたのに。

 

なくなると余計欲する。ドラクエでもロト6でも新しい地図が出てくるCMはやたらめったらありがたがるようになった。

 

そして昨日のガキ使。

 

剛がパンイチで出てきた時も、ひたすら楽しくて嬉しかった。割とそういう際どい感じは見たことあったし。山田孝之と同じ格好だし。

 

慎吾がパンツ丸出しになった時点で少し不安な気持ちが出てきた。何せ慎吾ちゃんといえば、あのいつでも闇を見たままの目…あれでパンツ丸出しだからちょっと…闇が深い…

でもここまでならミノキ兄弟で衝撃に慣らされていたからなんとか。

 

ただこの時点でやっぱり不安になってきてた。

この流れで吾郎ちゃん出る…?

 

そして吾郎ちゃんがドブロックのステージに出てきた時。

「やっぱり出てきた」喜びと同時に襲いくる絶望。

 

でも思ったほど悪くはなかった。オチのズボンの膨らみまでは。

 

その時点まで上機嫌で見ていた私は突然不安になって夫を見た。

 

新しい地図、ここまでやらなきゃいけないほど追い詰められてるってことじゃないよね…?」

 

夫は笑った。

 

「違うよ。大きな組織から解放されて自由にやってるんだよ」

 

そっか、と私は安心した。

でも脳裏には

 

「ええ〜」と言う吾郎ちゃんと、

「それくらいはやらなきゃ〜」と厳しい顔をする慎吾が過ぎる。

 

吾郎ちゃん無理やりやらされてたらどうしよう?

と言うか私は彼らの何なんだ?

 

これまでだって、元SMAPのメンバーはギリギリをたくさん見せられてきた。それこそがSMAPなところがあった。

でも、これは挑戦という感じがしなさすぎる。

 

原田龍二が脱いで斎藤工がサンプラザやったあたりから、大物に極限までやらせるのがウリになってきた気がする。

 

大物に極限といえばまちがいなくそうだったけど、面白く料理するなら他のやり方もあった気がする。

 

ところで、ここで新しい地図にあそこまでやらせちゃう、とあとはもう新しい地図xジャニーズ残留組との共演くらいじゃなきゃ驚かない。

 

そんなことがあるかどうかは知らないけれど

次見るときは…下ネタじゃなくてもいいからね…

なんかこう…自分(の芸)を大事に…とか言いたくなるんだ…私は一体彼らの何なんだ