まあ笑ってくれ。

お前の上司の頭髪を全てもやしに変えてやろう

夫にどこまで恩を売れるかの実験

夫は私の言ったことややったことを覚えていません。

何かやってあげてもマジで何も覚えていません。

 

彼が食べたいと言っていた手の込んだ料理を作ってあげたことも、

私が体調悪い日も無理して頑張ったことも

先週ふたりで盛り上がった笑い話も

昨日のおかずも

 

 

この人毎日リブートかかって一部のフォルダが保存されていないんじゃないだろうかとか

博士が愛した数式になってないかとか

真面目な話やばくないか

 

とか、思うところはいろいろありますが、

最近はもっぱら、この特性を逆手にとって、極限までサボってもやったことにする

ことに力を入れています。

 

 

例えば作ったこともないのに「ビーフストロガノフ作ったわよ、あなたが食べたいって言ったから」と嘘ついて感謝させるくらいのことなら余裕です。

感謝してもらっても来週には感謝したことも忘れているので罪悪感も残りません。

 

そんなわけで調子に乗っていろんなことをやってあげたり成し遂げたりしていることになっているんですが、

さすがに「ワインならブドウから作った」は見抜かれちゃってですね。TOKIOかよって言われちゃって。

といっても多分この嘘も来週は忘れてるはずなんで、気分が変わったころにもう一回嘘ついてみようとは思っています。

 

 

それにしても、全部のウソが通るというわけではないというのは貴重な学びでした。

この結果をもとに、夫が見抜ける嘘と見抜けない嘘の境界線を探る今日この頃です。

 

 

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自分らしく適度に地味な嘘が信じてもらいやすいことがわかりました

すると、だいたい、この傾向が見えてきました。

 

やっぱり、嘘の内容がTOKIO度高いと信じてもらえなくなります。

人脈でイグアナもうまく調理できるとか、流しそうめんで村おこし手伝ったとか、そいういうたぐいの嘘は言っても無駄でした。

いっぽう、自分あるあるといいますか、私らしさを少しでも嘘に含めるとぐっと信じてもらえる率が高くなります。足先がすごく器用ネタとか、そういうの。夫の中にすでに私の記憶はないと思っていたので、これは驚きでした。

 

また、嘘も派手派手しすぎると信じてもらえる確率が減ります。
たいがいの爆発系は、中国で経験したことにでもしなければ信じてもらえません。

嘘は派手についてこそ醍醐味があるとは思いますが、ここは我慢です。

 

 

このように、日常的にたくさん嘘をつけると、だんだん自分にとっておもしろいワールドを自分勝手に好きに想像できて楽しいので、いろんな嘘をつきます。

すぐに忘れてもらえるので設定も変え放題です。

伴侶に記念日はおろか性別まで忘れられそうという、この記事にシンパシーを感じてしまったあなた、陽気な嘘で日常をつくりかえてみてはいかがでしょう。

 

 

 

ちなみに夫は新婚の頃はめっぽう記憶がよかったです。泣いてよいですか。