以前少しだけ紹介した「夫を嫌いにならない方法」のレビューと面白かった内容をご紹介したいと思います!
なお、なんと和訳もありました。しかも「子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法」という、ちょっと重々しい?タイトルになっとりました。装丁も何やら「京ことば」的なタイトルの方が似合いそうな感じになっていますが…
どっちかっていうと笑いながら読む類の本だと思います…。
オモシロかったことも役に立ったこともたくさんあったのですが、今回はとくに私にとって響いた
「しゅふ(主婦・主夫)」への戒め
になった部分を中心に紹介したいと思います!
ちなみに、主婦ではなくしゅふ、とするのは、
もっぱら育児を行う男性の脳は、産後の女性と同じような変化がみられたことや、
専業主夫の悩みは専業主婦と同じだった
などといった研究結果がこの本でも紹介されていたためです。
ここでは、都合上家事負担が少ない側の人を「パートナー」と呼びます。
しゅふへの戒め
しゅふをやっている人なら多かれ少なかれ、パートナーへの不満があると思います。役割分担の不平等が顕著なこの国ならなおのことと思います。しかし、この本には、アメリカン結婚カウンセラー由来の、なかなかガツンと響く名言がありました。
なかでもガツンときたヤツをご紹介したいと思います。
怒れる被害者の役割が心地よくなってしまうと引き返せない
これな、私もSNSなどの夫怒りアカウントなどを眺めた後、多少こういう状態になっていると思います。「夫ヒドイ」「日本不平等すぎ」みたいなのを見すぎると、自分=被害者という思い込みが固定化されてしまう感覚はあります。
自分の運命は自分で作るわけですから、自分が被害者だと思い始めたらなんかもう思考回路が違うルートに入り始めているのかもです。
「つながりたい」パートナーのサインを無視しない
ここで言う「サイン」とは、目線を合わせようとすることや、会話を始めようとすること。
幸せな結婚を継続している夫婦は、90%の確率で、相手からの「サイン」をキャッチしているそうです。いっぽう、離婚する夫婦のキャッチ率は30%ほど。
子どもを優先すると、しゅふはこのサインをないがしろにしがち。
自分も「サイン来てるな~」と思いながらも忙しさにかまけてよくスルーしているな…心の余裕は常に0ですが、こういうのに反応する小さな努力の積み重ねが大きな違いにつながるんだろうな。
自分から相手にいい言葉をかけるべし
こういうことするん、本当に精神力使うんだけど…
何気にいい言葉をかけた方が、自分自身のコルチゾールや血圧、さらにはコレストロールまで下げるんだそうです。何その下がりまくり。HPも下がらない?
とにかく、そんなわけで、感謝や誉め言葉はガンガン声に出した方がいい。
しかも、これを続けると、どんなに自己表現が下手な相手も少しずつ相手へのいい言葉を口にするようになったそうです。
ほんまかいな?とは思いますが、とにかく相手を褒めるだけでコレステロールが減ると思えばできんことはないですね。
家事負担が少ないパートナーに知ってもらいたいこと
やっぱりパートナー側にも知ってもらいたいことがあります。本人が変わらないとという危機意識を持たない限り何を言っても無駄かもしれませんが、知ってもらいたいです。
家事の分担が平等に近い夫婦の方が性生活が多かった
だ、そう、です、よ!
しかも
家事の分担が平等に近い家庭の子どもの方が成績がよかった
そ、れ、か、ら!!
家事を分担しているパートナーの方が、幸福度が高かった
だそうですよ!!!!!!!!
さらに
子育てに関わる方が長生きできる
といったこともわかっているそうで、とにかく家事を一緒にやることはいいコトづくしみたいなんですよ!!
まとめ
実際にはまだまだ紹介したい内容があったのですが、まとまりきらないのでこれくらいにしておきます。
しかし何よりこの本の何が面白かったって、
アメリカの夫婦もあまり変わらんな!
ってところですね。もう、「あるあるある」と頷きすぎて首がもげそうになるほか、「いや、ひどくね?作者の夫0点じゃね?」みたいなポイントすらあり、
あー・・・夫婦ってこんなもんか・・・
という、良い意味の諦めとしても読むとよい本だと思いました。